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ハウス・オブ・グッチのぴよぴよのレビュー・感想・評価

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)
3.9
GUCCI…その昔、就職祝いにお金持ちの親戚が鞄をプレゼントしてくれた。ブランドに全く興味のなかった私は、その価値もわからず「おばさんくさい鞄」とほったらかし。で、そのまんま行方不明…なんて事をしたんだ‼️

そのおばさんくさい鞄(GUCCIファンの方ごめんなさい🙏)の創始者一族の暗黒の物語。お金があるって幸福なのか不幸なのか…いやいや、お金はあろうとなかろうと、家族は拗れると、とんでもない事になる😱


財産目当てでGUCCI一族の一人息子マウリツィオ(アダムドライバー)を誘惑して結婚したパトリッツィア(レディーガガ)。夫を懐柔して女帝へとのし上がる。

貫禄のレディーガガ。ダイナバイトバディと、造りの大きい顔が迫力。アダムドライバーが個性を隠した優しいボンボン役。仕立ての良いスーツや高そうな装飾品がバッチリ似合うのはさすが👍

2人の結婚を反対する父(ジェレミーアンインズ)と、味方につけようとする叔父(アルパチーノ)も加わって、骨肉の争いはさらにエスカレート!安定のアルパチーノの雄叫びも聞けます😅

愛し合っていたはずの2人にも亀裂が生じ、事態はとんでもない展開になって行く。

この有名なお家騒動は、何度も映画化が試みられたそうだけど、今回リドリースコットがようやく映像化。「最後の決闘裁判」に続いて、骨太の作品に仕上がっている。84歳?いつまでも創作意欲旺盛でお元気だなぁ!

GUCCI一族はこの映画の内容を侮蔑的だと抗議したらしいけど、レディーガガの女っぷりが鼻につくからこそ刺激的なのかも🇮🇹

ジョージマイケル、ユーリズミックス、ブロンディ、流れるヒット曲の数々が魅力的🎶


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おまけの一言

紆余曲折を経た映画🎦

監督はリドリースコット→ジョーダンスコット(リドリーの娘)→ウォンカーウァイ→と来てリドリースコットに落ち着く。

主演はアンジェリーナジョリー→ペネロペクルス→マーゴットロビー→レディーガガと変遷。

結果このクセのある役は、レディーガガが1番似合ってる気がする。でも…アンジー版も観たかったな💋
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