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ハウス・オブ・グッチのdaiのレビュー・感想・評価

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)
4.6
原題はHouse of GUCCI

レディー・ガガ×アダム・ドライバー

ガガ扮するパトリツィアは父親の経営する運送会社で経理の仕事をしている。ある日、とあるパーティーでアダム・ドライバー扮するグッチ創業者の御子息であるマウリツィオと出会う。パトリツィアは恋に落ち、マウリツィオへ猛アピールをする。学のないパトリツィアであったが、社交性と行動力でマウリツィオの妻となることに成功する。一方、マウリツィオはグッチ創業者である父がパトリツィアを認めなかったことで家を離れることになる。富と地位を簡単に捨ててしまうマウリツィオに対し、パトリツィアはグッチの共同経営者であるマウリツィオの伯父へ歩み寄る。グッチを巡り、家族の間で骨肉の争いが巻き起こるのである。

グッチは家族経営のブランド
というのが当初のグッチのイメージだそう。しかし現在のグッチにグッチ一族は一人もいないという。金が絡むと人はここまで醜くなるものかと言った人間の悍ましい部分を垣間見ることができる映画である。

ガガはメイクや髪型によって印象をガラリと変えることができ、その点は本当に凄いと思う。アダム・ドライバーは言わずもがなな安定感でとても良かった。

170分という長尺がまったく長いと感じないあたり、さすがリドリー・スコット監督作品。
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