Satie

竜とそばかすの姫のSatieのネタバレレビュー・内容・結末

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

めちゃめちゃ美女と野獣。。🙊ディズニーのアニメーターがベルのキャラデザしたそうで、彼女はFrozenのアナに見えなくもない🙊🙊

ベルの歌唱シーンは見応えがあり、そして高知の自然の描写が美しい。
ストーリーはちょっと、、な感じが否めない。確かに問題は解決してないし、話のまとまりが良すぎる。最後のシーン、普通多摩川周辺歩き回っても見つけられないっしょ、、そして男の子たまたま家から出てるなんてないっしょ。。
お父さんと男の子2人はその後どうなったんだろう。。

5人組のおばさん達、いる意味あったんだろうか。。あれは5人でないとやっぱだめなのかな?そしてあの人達にしろしのぶくんにしろ、なんでベルの正体わかってたんだろう。。

野獣がなぜ野獣になってるのか、描いてるのは良い。先日劇団四季のアナ雪を観た時にも同じこと考えたが、モンスターは本人のせいで自然となるのではなく、外的要因や環境のせいなのだ。

また、すずが東京に向かう電車で父とメッセージをするシーン。泣いた。お父さんの優しい言葉。途中にお父さんが竜なのではと思ったくらい、お父さんにも感情移入してしまう。

本作で描かれるテーマは親を亡くした子の悲しみ、児童虐待、スクールカーストのほか、ルッキズムについてもあるだろう。すずは必ずしも美人なキャラとして描かれていない。それがUではベルという美しい歌姫になり、身分がばれていないから歌を歌うことができた。しかし、最後は竜を救うために自らunveilし、自分のありのままの姿で歌うことでみんなに受け入れられる。
やはり仮想空間であっても、自らの姿を表に出して表現するのが大切なのだろうか。
そして、”美しい”とは仮面を外してでも竜を助けようとしたすずの心なのだろう。
スタジオ地図の美女と野獣は、魔法が解けて真実の姿になるのは美女・ベルであり、すずなのだろう。本当に美しいとは、本当に美しくあるとは何か。

キャッチーで楽しく、また儚く美しく共感を呼ぶ音楽は、誰もが好きになってしまうだろう。私もまんまとSpotifyでリピ中です🤭🌹🌹🤍

ということで、好きかどうかと言えば好きです。今年の夏に観れてよかった🌻
Satie

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