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竜とそばかすの姫のdarumaのレビュー・感想・評価

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
3.2
岩崎太整さんの劇伴(音楽)を追っている一環で。ううーん…私にはこの監督は合わないっぽい?未来のミライしか観てないんですが、確かイマイチだった記憶が。

というか、この作品はめちゃめちゃ電通感しかなかった…
なんていうか、売れ線狙いすぎ?
(こういうの皆好きでしょ!こういうのやっとけば売れるでしょ!みたいな…あざとい感じが全開、苦笑)
それが鼻につきすぎて、挫折しそうになった。。

しかも内容が軽かった…(え!そういう感じなの!?的な)

ご都合主義と押し売りが好きじゃなかった。
あと悪を描くのはいいけど、理由の掘り下げが無いと単純すぎる。

(てっきりあのファミリーが助けた子なのかと思ったんだけど…違うんだよね?だったら悪の理由も理解できたのに…(周囲から親の不注意的な攻めがあったのかなとか。)なんだか拍子抜けした。しいていうと、あの子は知的障害者設定だったのかな?とは思ったけど…(だから母親が居ないのかな?と。離婚かな)そうでもしないと全く設定が理解できない。。)

凄くリアルに寄せようとしているのに、ただただ、空虚に感じてしまう…

諸々ゆえに、折角の劇伴も妙にしっくりこなかった…
(今まで観た岩崎さんの作品で、ハズレって思ったの無かったのに!ショック)

エンドロールに川村元気さんの名前を見つけて、私たぶんこの人と今、合わないんだな…と思った。。
(本作もめっちゃ寄せ集め感が!Wii Uのミーバース、美女と野獣、そのほかもろもろ童話のキャラみたいな親衛隊、あとクリオネ!)
君の名は。を息子と一緒にリアタイした時は感動したんですが…(監督は違いますが川村さんプロデュース)そこからだいぶ映画を観るようになったからかも知れない。

サマーウォーズ観てないんですが息子が結構気に入っていて、私は息子と割と趣味が合うと思うので、いいかな?と思ったけど、やっぱり違ったっぽい。

時代もあるかもしれない。
(サマーウォーズはあの時代だったからよかったのかも…現に息子は本作を観ていない)

日テレ×電通×東宝、鬼門になってしまっているかも…(苦笑)

唯一、舞台を高知にしたのが良かった。
(スポンサーにJRが入ってた!笑)
四国が舞台って、なんかいい。

ただ、一つこのタイミングで観てよかったかも、と思ったのは、
ドラマ「17才の帝国」は、これの影響を受けているのかも…
と思った。(アニメの脚本書かれる方だしね)
先にあっちを観ておいてよかった…

(ちなみに17才の帝国を引き合いに出したことでもわかるかと思いますが、私はデジタル系IT系なネタが大好きです!!!しかも音楽映画も好き!!なのに全然ハマれなかった…てことはやっぱり作りの問題なんじゃない?爆)
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