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プリズナーズ・オブ・ゴーストランドのsetsudoshaのレビュー・感想・評価

3.0
永遠くらい長かった…

これまでニコラス・ケイジが演じてきたキャラのほぼすべてに愛おしさを感じてきた。初期のロマコメケイジからクズな汚職警官、わが子を殺めようとするクレイジーパパ等々、どれも非常に微笑ましくて、次はどんな彼が見られるだろうと毎回心待ちにしている。
かつてのオスカー俳優に対して非常に失礼な話ではあるが、近年は「今回は当たり~今回はハズレ~」などと勝手に査定するのが、個人的なニコケイ作品の楽しみ方となっている。
だがそれは、起用した監督のニコケイ愛が伝わってきたからこそ。

…本作はどうだろう。
園監督はニコケイへの愛とリスペクトはもっているかい?
自分のエゴだけでニコケイを動かしてはいないかい?
仕事を選ばない元名優と思っていないかい?

ハリウッド受けしそうな日本(っぽい国)の描写も寒かったし、ニコケイのキャリアを泥のついた靴でドカドカ踏み荒らされた気分。多作なニコケイのキャリアの一つと捉えればいいのだけれど、期待していただけにとても残念。

トリュフハンターを演じる「Pig」が早く見たい。
愛する相棒の豚を誘拐されてブチギレる「Pig」が早く見たい!
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