そこそこ地位のある監督と駆け出しの女流監督のカップルが、インスピレーションを求めてかつてイングマール・ベルイマンが暮らしたスウェーデンの島を訪れる。
数々の傑作が生まれた地でお互い意欲的に創作活動に取り組むが、少しずつ2人の間にズレが生じていき…
からりと軽やかな風を感じる前半から、劇中劇が展開される後半にかけてじっとり湿度を増していく。
設定がどうしてもミア・ハンセン・ラヴ監督の元パートナー(オリヴィエ・アサイヤス)との関係を連想させるけれど、ちょっと教訓めいた本作のテイストにも合っているような気がした。
高確率でアンデルシュ・ダニエル・リーのベッドシーンに遭遇するのだが、もれなく肉感的で生々しい。体つきだろうか…?