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1秒先の彼女のKUBOのレビュー・感想・評価

1秒先の彼女(2020年製作の映画)
3.8
今日は uniさんの『1秒先の彼女』【トーク付き試写イベント】へ行ってきました。

台湾のアカデミー賞を受賞した本作。

主人公のシャオチーは、何をやっても人より1秒早い。だから徒競走や水泳でも必ずフライングしてしまう。

そんなシャオチーがついに巡り合ったイケメン彼氏と楽しみにしていたバレンタインデート。ところが、目覚めた朝はバレンタインの翌日。「バレンタインデーの1日だけ消えてしまった!」

ヒントはシャオチーの覚えのない全身日焼けのみ。シャオチーは「消えたバレンタインデー」の謎を解いて、愛しの彼氏に会えるのか?

っつー程で始まるんだけど、絶対予想外の展開にいろいろ「え?」ってなる。

まず、ラブロマンスなのかと思いきや、突然シャオチーの部屋の窓の外に「DJモザイク」とか出てきちゃったり、タンスの中から「ヤモリ」人間が現れたり、かなりファンタジー。

「消えた1日」を追う時間型ファンタジーとしても、同じ時間を繰り返すでもなく、過去と繋がって会話するでもなく、今までにない展開と謎解きで、オリジナリティが高い!

ちょっと見たことないジャンルの映画なのだ。

それでいて、ラストではかなりグッときて感動しちゃう系。

主演のリウ・グァンティンはちょっと上白石萌音風の顔芸得意なネクストドアガール。

劇中に登場する、バスが海の中の道を走っていく光景は美しかったな〜。

監督は『祝宴!シェフ』のチェン・ユーシュン。

台湾発の、消えた時間を追うラブロマンス。ネタバレ禁止の後半の展開は、今までに見たことない世界だよ!
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