JunichiOoya

地球で最も安全な場所を探してのJunichiOoyaのレビュー・感想・評価

2.0
原発絶対推進派の学者と、いやあどうもやっぱり原発はヤバいんじゃないかしらのドキュメンタリー作家が、単にご近所同士という理由から(必ずしもそれが理由じゃないんだろうが、劇場で見せていただいたzoomトークて監督さんが「二人はごく近くに住んでる」って言ってたし)手に手を取って諸国漫遊、核のゴミ捨て場を求めて彷徨う記録。

そもそも詰んでしまって答えの出しようが無い「ゴミ捨て場」。なるたけ安定した誰にも害を及ぼさない場所に捨てなきゃって探して、「嗚呼やっぱりどうしようもないわい」と長嘆息するしかない映画で、さてはてそもそも撮る意味があったのかしらと脱力してしまった。

この期に及んで原発の要不要を言ったところで、つまり即原発無くしてしまったってこの映画で言う「ゴミ」の問題にはなんの解決にもならないし、結局作家自身はどうしたいのだろう…。
そこが見てる間、ずうっと謎だった。
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