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ホロコーストの罪人のsimpsonsのネタバレレビュー・内容・結末

ホロコーストの罪人(2020年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

実際にいた家族たちの話しなのでかなりリアルだった。
あそこまでヨーロッパ中ナチスに支配されると、本当にどこに逃げたら良いかわからない。だからアメリカやイギリスに逃げた人も多いのだろう。

ユダヤ人登録制度
こんなもの作られたら逃れられない。
なぜ、正直に申告するのだろう。
それだけユダヤ人ということに誇りを持っているのかな。
ユダヤ人とは、私はずっとユダヤ教を信じている人達だと教えられてきたし、そう思っていた。
けれど、ユダヤ主義という伝統的な価値観や倫理観に従う人達のこともユダヤ人と言うらしい。無神論者も多いとのこと。
めちゃくちゃ複雑‥

警察副本部長クヌート・テッドの隣の奥さんが、あの質問と答え方で全てを察し、すぐに逃げたのが賢明な判断だった。あそこまでの状況が来たら逃げる以外方法がない。
(クヌートは無罪判決を受け、退職まで警察界で勤め上げたとテロップが流れていた)
お店に「ユダヤ人閉店」とか書かれただけで心折れる。実際には燃やされたり襲撃されたお店もあるらしい。

ドナウ号
「これでようやく追い出せる」という警察署女性職員のセリフ。
ナチスの指令ではあったけれども、彼らも望んでいたのだ。
一方、ドナウ号行きのタクシーの運転手のように、助けようとした人がいたことも事実で。
ドナウ号が着いてから家族皆んながすぐに裸にされてガス室に送られて一瞬で殺された。
人間のすることが本当に怖い。
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