hayato

そそがれのhayatoのレビュー・感想・評価

そそがれ(2020年製作の映画)
3.3
【幼少期の時から通っていた絵かき教室はまさに天国だった。】

○小さい時に過ごした絵かき教室は
●友達と過ごした思い出と
◇大好きな先生との秘密がつまった
◆大事な場所だった

★名台詞

黒木『犯人は俺だった。』

罪悪感を感じながらも告白する様が良かった。

《ストーリー》○
《演技》△
《音楽》△
《展開》◎
《笑い》△
《感動》△
《泣》×
《ハラハラ度》○

★感想
白石隼也さん監督のショートムービーだが、「そそがれ」とはなんなのか。最後までわからなかったけども似たような経験を僕は覚えている。

序盤から先生も主人公もASMRみたく囁かれるように始まるのだが、官能的にエロチックに幼少期から展開されているのがなんとも言えない。

みんながイースターエッグに絵を描いている時にわちゃわちゃする時は団欒として良かったな。

これはなんだろうか。
幼少期にこの気持ちなんだろうってなってた思いからできた映画みたい。
白石隼也の変態な部分がぎっちり表現されているように感じてしまった。

あと大人編と子供編で全体的に色で分けられているのが良かった。

先生に気にかけてもらいたい気持ちがずっと前から感じながらも、それを死によって喪失に変わり、自分の中の何かが崩れて注がれてしまったという解釈でいいのだろうか。

実に難しいが、小さい頃に感じた言い表せない気持ちが蘇る。
そんな映画だった。
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