あっさりゆで卵

アフリカン・カンフー・ナチスのあっさりゆで卵のレビュー・感想・評価

3.5
B級映画の王道を行く、アホっぷりに笑いが止まらなかった。

ヒトラーと東條英機が生き延びていて、漂流したガーナで、『血塗れの党旗』の魔力とにジャパニーズ・カラテを用いてガーナ人を新種族ガーナアーリア人として洗脳・服従させ支配していた。そんなヒトラーたちに、自分の通うカンフー道場を襲撃され、恋人も奪われた主人公が、己の拳に復讐を誓い、いざ立ち上がる。

とまあ、ここまで聞いただけでもお腹いっぱいなのですが、なんと本作ガーナ人のセリフが関西弁字幕仕様!

推しは巫女のおばさんなんですけど、もうふざけまくってる。死ぬほど笑いました。

酒飲みながら考えたんか?と思ってましたが、インタビューによれば「二日酔いでコンビニに行ってる途中で思いついて、そっから2日で書き上げた」との事なのでどうやら当たってたみたいです笑

ただカンフーと名の付くだけあって、意外にもアクションシーンは見応えがあり、ガーナ人の身体能力の高さを感じました。

色々雑なところがある映画ではありますが、自由闊達なガーナの良さと作風が見事融合した、愛すべきおバカ作品だと思います。