ヤンキー漫画にあるような派閥抗争を、構図そのままに会社のOLで表現したような話なんだけど、「漫画ならここでこうだ」を解説しながらこうも徹底的に表現し、しかも大真面目に役者さんたちがそれをやっているもんだから、もう「アホや」「あり得ん」って笑うしかない映画。
いちいちツッコミどころしかないし、メイクも衣装も「そんなんおるかい！」だし、そもそもバリバリコテコテレディースヤンキーのようなOLたちが、しかも派閥で普通に会社の一部として共存してる世界とか、もはやここまでくると完全ファンタジー感があって、笑って許せてしまうのだから不思議。
それぞれの女優さんたち（だけじゃないけど・笑）ヤンキーっぷりは振り切れてるし、キャラクターも濃ゆすぎだけど、そんな超絶コッテリの中に飄々と「私カタギですけど別に〜」って存在できる永野芽郁ちゃんていうのも、ある意味稀有な才能だと思いますね。
なんかあの中にいて許せる不思議な存在感。笑
そして、個人的には小池栄子さんで頂点かと思ったら、さらに持っていった室井滋さんがVIPです。
「ヤンキーOL大博覧会」なコメディとして笑って見てください。笑
