ピッツア橋本

岸和田少年愚連隊のピッツア橋本のレビュー・感想・評価

岸和田少年愚連隊(1996年製作の映画)
4.0
ナインティナインが主役の青春不良映画。
タイトル通り、大阪は岸和田のどうしようもない不良少年達のどんちゃん騒ぎを描いた元気いっぱいのストーリー。

決して人気芸能人ののプロモーションムービーに映像群に留まらないクオリティなのには井筒和幸監督のこだわりの作り方にあったからだ。
「なあ、いままでお前たちが会って来たとびきりバカな奴らの事どんどん言ってみいや」
酒の席で井筒監督は新人スタッフ達にこう問いかけた。
そして彼らは
「俺の地元にはこんな奴がいましたよ」
と言った感じで各々がスベらない話のような感覚でエピソードを語り合って出来たのが本作のプロット・キャラクター表なのだという。

そして本作に
「俺たちの愛すべきバカ達に捧げる映画」
というスタッフ間の裏テーマが出来上がったのだそうだ。

さすがに20年前の若者像なので、いまと照らし合わせるとしっくり来ないところもあるかもしれないが、
しょうもない奴ちゃな!感は伝わってくると思う。

何気にナイナイの他にも宮川大輔など同期には芸人も楽しい演技をしているので、彼らの若かりし頃を探してみるのも楽しいかもしれない。

因みにこの製作エピソードは現役の映画監督に聞いた、彼の若かりし日の思い出話である。
ピッツア橋本

ピッツア橋本