思っていた何百倍も良かった、観に行って良かった。
モモアマン、オーム、ブラックマンタの3人がしっかりと成長して締める正統派なヒーローの成長譚で非常に後味がすっきりしていました。
モモアの快活で爽やかなヒーロー像は唯一無二の魅力。
前作同様、ケレン味のあるダイナミックなカメラワークが楽しくてかっこいい。
海獣戦闘描写も騎鮫隊、カニキングのマスクオン、鯨属による音波攻撃等アイデア豊富。銃器描写だけがダサいのは残念な部分とはいえ、ヒーリング昆布や深海ハイウェイなどのアトランティステクノロジーの目新しさが魅力的でした。
増えるワカメことオーム周りの描写は特に良くて、力強さと脆さや悲哀が全体尺の中にバランスよく含まれていた印象。兄弟漫才も基本的には楽しめたし良いバランス感覚。(ダサい走り姿ギャグは笑えたし、浜辺のシーンで既に見せていた点がポイント高い)
前半がほぼモモアのプライベートドキュメンタリーな点とか、あんなにモクモク真緑の煙が出てたら怪しいだろ！とか気になる点も多いのは事実。
水生生物は慈しむ対象なのに、ドリルナナフシとか巨大バッタやゴキちゃんには容赦がないところとか、キャラクター全体としてはん？となることもあるけれど、モモアとオームのバディものとしてとても楽しめました。
つくづく思うのはDCEUのこの先が見れないのは悲しいということ…
