ドラマ「ソプラノズ」のファンなので、映画版を楽しみにしていたけど微妙でした。道理で日本では公開しなかったわけね…
映画版はドラマのトニーがボスになる前の話。
マフィアというか、家族同士のいがみ合いがエグくて、面白く無かった。
ドラマのトニーはマフィアだけど心優しくて、庭に来た鳥の事で悩んだり、あれこれ悩みが多くカウンセリングを受けたり、繊細なとこが面白かったんだけど、映画版はマフィア!怒り!殺人!ばかりフォーカスされていて、あのゆるっとしたとこが無かった。
出演のジェームズガンドルフィーニが死んじゃったから、オリジナルメンバーが使えなくて、無理やり息子が出られるバージョンにしたとしか思えない。
良かったのはレイ・リオッタのまさかの二役が面白かったのと、ドラマ版のキャラをなんとなく思い出させるキャラが出て懐かしかったくらいかな。クリスは声だけだったけど。
いろいろ悪いことしてきたファミリーだから、ドラマ版の最後がああなっても不思議じゃないってお説教じみた話なら、ソプラノズファンには残念なストーリーでした。
「善行をしても報われないのは、神様が望んでないことをしてるから」