はやみ

SNS-少女たちの10日間-のはやみのレビュー・感想・評価

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)
4.3
つまらない映画=見なきゃよかった映画というのは必ずしも成り立つものではないのは映画を見ていく中で初めて気づいた。

久々に今作は「面白いけど見なけりゃよかった映画」というのにあてはまる。で、この「見なきゃよかった」という感情は直視したくない現実であったり強烈な不快感をもたらしてくる映画を観た後にやって来る。

画面の中に映るのは自らの下卑た欲の為に小さな子供を使い捨てようとする大人たち。
こういう大人が本当にいるんだと言う事実をまざまざと見せつけられる。

恥ずかしながら、実際に手をあげていないのに児童虐待として扱われていることに見る前は腑に落ちていない部分があったが、見終わった後ではその認識を改めなければいけないと思った。
本当に心構えする間も与えてくれない。不意に局部の画像や動画を共有してくるのだ。容赦がない。

国も文化も違うから一概に日本でもどうこう言うことはできないと思うが、逆に誰にも人に言えない秘密の一つや二つはあるわけで…

欲に溺れることなく人らしい理性を持ち続けたいと思った。
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