昼行灯

SNS-少女たちの10日間-の昼行灯のレビュー・感想・評価

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)
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胸糞悪い。とにかく胸糞悪い。支配欲というものの醜さを煮詰めたような104分。開始早々、クズの極北みたいな連中が、蜂の巣をつついたかのようにわんさか出てくる。

この実験の結果は、お国柄ということでは全然ないと思うので、どこの国でやっても(もちろん日本でも)同じようなことになるのかと思うと、非常にやるせない気持ちになる。「クズしかやらない」と決めつけるのもまた危険。

この映画をきっかけに警察が動き出したという点においては意義深い一本だが、出演した3人の女優は直接的な傷を負ったわけで、そのことを考えると、この映画自体が加害者になっているともいえる。毒をあぶり出すために誰かが毒を飲まなければいけなかったというのが辛い。
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