コーカサス

デイ・アフター・トゥモロー2021のコーカサスのレビュー・感想・評価

1.8
新型ウイルスと巨大寒波が世界を襲う。

タイトルに『デイ・アフター・トゥモロー』(ローランド・エメリッヒ監督作) の名が付くものの、それとは全く無関係のアサイラムが送るディザスター (災害) パニック映画だ。
アサイラムといえば『シャークネード』や『ダブルヘッド・ジョーズ』等、毎回数々のサメ映画で我々を楽しませてくれる映画会社だが、本作でもその期待は裏切らない。
ただそれは悪い意味で、サメ映画ほどの振り切れ感がない分、観る側からすれば、その中途半端なスタイルをどう受け止めて良いのか、混乱だけが残ってしまう、ある意味期待した通りの残念な作品であった。

舞台が氷河期では、サメを登場させる訳にもいかないだろうし、もし現れたとしても、それこそ筆者の頭はパニックに陥るであろう。

主人公は云う。
世界を救ってみせる―と。
しかし、今はどうか世界よりも本作を、そして本作によって凍りついた筆者を救ってほしいものである。

157 2022