アキ

悪魔のいけにえ レザーフェイス・リターンズのアキのレビュー・感想・評価

3.0
お値打ちとしてはかつてレザーフェイスにこっぴどくやられた1作目のヒロインの再登場ということになるんだろうが、さほど戦闘力があるようにも思えず、詳細は省くが、あまり機能しているとは思えないのが1点(〇を救った的な機能性か?)。

それと若干その意味を介せない行動が目立つのは、例えば婆ちゃんとレザーフェイスとのファーストインプレッションで、そのレザーフェイス討伐に執念を燃やす婆ちゃんが銃を構えた先に宿敵レザーフェイスがいるのに、なぜだか分からないが、え?なんで?的な動きで…(ネタバレにより以後は省略)

細かな点をあげつらう趣味はないが、しかしながら、該作はそれがひどく目につき、うまくその辺ごまかしてくれたら指摘することもないのに、指摘してくれともいわんばかりの粗雑さであるのがもう1点。

流れから、この際更なる指摘をするのであれば、例えばクローズドミステリーでの一風景。初手の殺人が勃発した折柄に、十中八九言われる言質であるところの「こんな人殺しがいるところで、みなとはいっしょにいられない。俺は一人部屋で閉じこもらせてもらう」というアイデアに賛同した皆々様が俺も俺もな流れにはなるが、その実、もっとも生還に最善な方法は、一人になることではなく、犯人含めた数名が広いフロアでいっしょくたになってとどまるところであろう。というのも(省略)。つまりなんでそうした行動をとるのかという1点においては、該作でもせっかく脅威から逃げきれたというのに、極めてリスクの高い密閉された空間へと逃げ込む(…でアアなる)
あるいはせっかく脅威から逃げ切れたというのに極めてリスクの高い密閉された空間へと逃げ込んだうえ、ある事情がゆえぜったいあと数分はレザーフェイスの脅威が迫ってこないという状況下でありながら、その密閉された空間から逃走せず、とどまった結果、(アアなる)。アアなった後に、その密閉された空間から逃走する。ならなぜ初手から逃走しない?という疑問が1点。

まぁ別にいいんだけど、こういうテキトーな運びをいかにサラリと自然に魅せるかが秀作「テキサスチェーンソー」との違いなんですよ~
(初手の殺戮の腕を〇〇する表現は過剰にBだからイラナイ)
アキ

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