アキ

ある閉ざされた雪の山荘でのアキのレビュー・感想・評価

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)
3.5
東野圭吾の初期作品で、往時はこの種のクローズドミステリー系ばかり?を書いてた彼のこの作品も最後にドンデンが2発待ち受けている。
で、1発目もさることながら2発目も騙された。騙されたというか油断してたというか、アリエナイ。
というのも、ってのも変な話だが、っつか、最後はあんな感じになるけど、〇殺人事件じたいは遂行されたわけだよね。ってことは、実際のところは彼らは〇んでないかもしれんが、〇んだも同じようなものであって、それを遂行した〇とラストみたいに〇〇な〇〇するのは、相当滅法ありえない事態だとは思うんだけど。だって、自分の身になって考えて見たらば即刻わかるとは思うんやけど、ずっと親友だと思ってた奴がいろいろあって恨み持った挙句に感情が暴発して〇したものの、ふたを開けて見たらば謝罪が受け入れられなかったから、〇〇したとか、仮にも当方が”加害者”の立場ならブチギレますけどな。ここで”被害者”がなすべきことは必死こいて〇〇することではなしに、なおも謝罪することだとは思うんだ。それで受け入れられなければそれはそれでしゃーない。だって相応のことやっちゃった(というか、若干因果もズレてる。責を負うべきは運転手)んだもん。それを謝罪が通らないからゆーて、あんな〇〇を仕掛けるとか少しく首をひねらざるを得ないところだ、しかし今少しでトンデモに沈む該作をリアルに繋ぎ止めてくれたのが彼ら彼女らが耽溺する〇〇の世界。この〇〇の世界こそが、該作を貫く骨子であり、才能ある彼女だからこそ、あぁした、言ってみれば〇〇まご〇も受け入れる下地となったのかもしれん。

ちなみに該作看破の重要ポイントとしては幾つか仕掛けられたキャメラの意味だね。それを中途の回想から推理を膨らませてリンクさせたうえ、役者の身振り素振りと知名度を重ね合わせれば中途で看破できなくはない仕様。むろん構造的に容易ではないが、2発目の事件とその矛盾に気づいて少し膨らませれば地頭良ければ解ける。
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