れい

「アララト」誰でもない恋人たちの風景 vol.3のれいのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

サキちゃんはスギちゃんを心の底から好きで好きで大好きで、演じる女優さんも本当にスギちゃんを愛しているんだろうなって思えて、その表情や指先に釘付けになって観た。今すぐ大好きな人と抱きしめ合いたくなる、辛いけれど温かな感触の映画。

描かれてはいないけど、多分オリーブの実は伏線で、二人は子供を授かって幸せに暮らしていく。離婚届も出されてなかったんじゃないかなって思った。(現実的にはお父さんに扶養が移るから出されないとだめなんだろうけど、お父さんはサキに一任してたし、心情的には書けなかった・書きたくなかったと思う)

2時間という少し長めの作品だったけれど、1秒1秒大切に時間が流れていて、充実感たっぷり。コロナ禍で新宿からすっかり足が遠のいているけど、越川監督の映画は感染対策をしっかりして必ず映画館で観ると決めている。
れい

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