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モンタナの目撃者のanzuのレビュー・感想・評価

モンタナの目撃者(2021年製作の映画)
4.0
"ウインド・リバー"では静かなる自然の残酷さを感じたが、今作ではとてつもないスピードで襲いかかる山火事の猛威を堪能できた。テイラー・シェリダン監督は自然の脅威を描くのが上手い。

一言でいうと軽めな高品質サスペンス。
初めから犯人の存在は明らかになっているし、山火事はそこに見える。サスペンスでよくある陰謀や心理戦、どんでん返しなどは一切ない。

しかし、最初から最後まで並ならぬ緊迫感が張り詰める。恐らく、映像に隙もなければ、話の展開に無駄もないからだろう。

心を失った冷酷なニコラス・ホルトは、ほんの少しのミスも見逃さない最高の暗殺者だったな。
久しぶりにアンジー見たけど、圧倒的な華やかさは健在。あとジョン・バーンサルの妊婦の奥様役がカッコ良いのも見所です。
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