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ボーンズ アンド オールのanzuのレビュー・感想・評価

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)
4.5
ルカ・グァダニーノ監督が人喰いの恋愛を撮るなんて…好きな要素がたくさん詰まって贅沢でした。

映画を鑑賞して、原作を読んで、もう一度映画館へ足を運んだ。

はじめは映像の美しさに息を呑む。ロードムービーならではの壮麗な情景、ティモシー・シャラメに鮮血が迸る描写はホラー好きとしてはたまらなかった。

原作を読むと映画と相違点がいくつかある。それは単なる映画化するための荒削りじゃなくて、ルカ・グァダニーノ監督とカイガニックのインタビューなどを読むと書き換えたシーンの意図が胸にストンと落ちてくる…原作から洗練された内容になっていたように思う。

2度目観ると、マレンとリーの抗えない宿命、それに伴う孤独感に胸が締め付けられ自然と涙が落ちた。
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