anzu

エレメント・オブ・クライムのanzuのレビュー・感想・評価

3.8
「犯罪の原点」
ラース・フォン・トリア監督の長編デビュー作。殺人鬼と精神を重ねながら捜査を進める刑事が主人公。

こだわり抜いたセピア調の映像が、幻想と現実のボーダーラインを曖昧にする。雨に降られる異世界に迷い込んでしまったような感覚に陥った。

デビュー作は監督の色が出やすいけど、思ったより尖ってなくて意外性もあった。
しかし、映像は最近の技法とは違って色々と挑戦してる感じも見受けられてかなり興味深かった…映画館で観れて良かった。大満足。
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