"センチメンタル・バリュー=愛着のあるもの"
感情の機微をなんて繊細に描くんだ…と、監督の演出とキャストの演技に感銘を受けた。
「居場所が欲しいの、帰る家が」
家族がいても、そんな内なる叫びをあげ>>続きを読む
ジム・ジャームッシュがファンタジーを描くと、これほどまでに痺れるのか。
永遠に近い時を生きるヴァンパイアだからこそ抱く厭世観が、アンニュイな空気を纏う。美しい歌声に耳を傾けるアダムの表情には、「それ>>続きを読む
霧がかった嵐ヶ丘で生まれた、
破滅的な愛を大スクリーンで鑑賞する。
イギリス文学というよりはアメリカ的な描き方だが、現代の人たちが文学に触れる機会を作ってくれたという意味では、これで良いのかなとも思>>続きを読む
何枚にも重ねられたストーリー構造が心地よい余韻を残す。
言葉で表現できないものを感じた時、やっぱり映画ってすごいなって再確認する。
対照的だけど、心から惹かれ合う2人。
憎しみながらも深く愛し合う>>続きを読む
アカデミー賞受賞後も常に斬新さを更新していくヨルゴス・ランティモス。最高です。
3人の構図が現代社会を描いているようにも思えて。何かに傾倒するあまり、周囲が見えなくなっている人の声が大きくなっている>>続きを読む
"旅とは言葉から遠ざかるためのものかもしれない"
生活は「言葉」によって組み立てられている。多くのものには名称があり、人との会話、日々の仕事…何をするにも言葉とは切っても切り離せない。
そこから少>>続きを読む
やっぱりフランス文学が好き… 久しぶりに心を掴まれる映画に出会ったので記録。
アレクサンドル・デュマ原作の物語が、壮麗な映像で紡がれていく。幸せの絶頂から突き落とされる対比が凄まじく、司祭との出会い>>続きを読む
過去作『ダゲレオタイプの女』を彷彿とさせる上品さを纏った作品だった。
人怖に振り切っているわけでもなく、最初から最後まで曖昧な位置に立たさせれている感じが良い意味で心地悪い。また登場する人物たちの絶>>続きを読む
『聖なる鹿殺し』『ロブスター』のストーリー設定があまりにも斬新すぎて惚れ込んだヨルゴス・ランティモス。彼がここまで世界観を作り込んで映し出したベラの人生は、本当に色鮮やかで最高だった。
エマ・ストー>>続きを読む
A24ホラーはやはり新鮮さがある。
学生ならではの悪ノリ、団体が故に許されると思う軽薄さ、全て含めて若き頃に抱いた嫌な感情が蘇るようだった。
寂しさ故に悪い方へと引っ張られていくミア。ただのホラー>>続きを読む
この世の中、目を背けてしまっている問題で溢れている。
障害者施設で起こった実際の事件を基にして"優生思想"について様々な角度から考えさせられる。
題材には重みがあるが何処かリアリティに欠ける部分も>>続きを読む
「犯罪の原点」
ラース・フォン・トリア監督の長編デビュー作。殺人鬼と精神を重ねながら捜査を進める刑事が主人公。
こだわり抜いたセピア調の映像が、幻想と現実のボーダーラインを曖昧にする。雨に降られる異>>続きを読む
『逆転のトライアングル』を鑑賞後、じわじわと考えさせられる感じが妙に好きで監督の過去作品を。
リューベン・オストルンドの作品はブラックユーモアのセンスが抜群で、カタルシスを感じる。
現代美術館のキ>>続きを読む
前に映画館で上映していたので、大学生の頃ぶりに鑑賞。
実は大学生の頃は、『TOKYO』を観てからレオス・カラックス監督には苦手意識があって。
でも、不思議と彼の作品は、観た後に何度も思い出すし、解釈>>続きを読む
友人に「ジャケットに惹かれて観に行ったら、想像以上に重くて驚いた」と聞いていたので覚悟して鑑賞。
ずっと胸に仕舞い続けた怒りや悔しさが溌剌と描かれていて、ラストは想像を遥かに凌駕する。
ポップなテ>>続きを読む
『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督、前作に続き映像と音楽にエッジが効いてて最高にかっこいい。
作品の深みはないかもしれないけど、これはこれでキャスティング含めて完璧な仕上がりだと言い切れ>>続きを読む
ペドロ・アルモドバルの作品は観た時、いつも衝撃を受ける。
ベラが画面で映し出された時、まるで中世の絵画かと思うくらい美しい。
完璧というまでの端正な顔立ちにボディラインを持つベラ。
しかし、ロベル>>続きを読む
ずっと前からジャケットに映るピンクのセーターを着たブロンドの女性に惹かれていたように思う。
絶対にジェーンの愛らしさに心奪われるんだろうなと予想はしていたが、女性らしい仕草に受話器越しに聴こえてくる>>続きを読む
男と女の関係には名前をつけたくなってしまうもの。しかし、恋人や友人じゃなくても"信頼できる人"、その一言だけでも十分な関係もある。
誰かに寄りかかりたくなった時、それは家族や恋人、友人でもないと心が>>続きを読む
ルカ・グァダニーノ監督が人喰いの恋愛を撮るなんて…好きな要素がたくさん詰まって贅沢でした。
映画を鑑賞して、原作を読んで、もう一度映画館へ足を運んだ。
はじめは映像の美しさに息を呑む。ロードムービ>>続きを読む
1789のフランス革命前夜に起こった〈食の革命〉。
舞台の"1789"や漫画"ベルサイユのばら"、マリーアントワネット関連の映画などを好んで観てきた私にとって、この時代のアナザーストーリーを知れたよ>>続きを読む
ジャケットだけで目を惹く映画はずるい。
RAWも凄まじい印象を残してきたけど、本作も予想を遥かに超えてきた。
普通主人公に感情移入できないと作品に入り込めないが、何故かアレクシアには興味を掻き立てら>>続きを読む
昔から何度観ても必ず涙を流す作品。
映画では感動や胸を掴まれたような悔しさで泣くこともありますが、私は美しい映像や音楽に感情が溢れて、涙することが圧倒的に多い。
本作は何度聴いても色褪せることのな>>続きを読む
映画という枠を越えるような不思議な体験。
80年代のレオス・カラックス監督の映画を観ていたので、「あのレジェンドの最新作を映画館で観れるの!?」と感激した…元々監督は20代の頃に評価されていたので、>>続きを読む
【フランスの古典文学×ミュージカル×ジョー・ライト監督】という組み合わせ…作品を観る前から「絶対に私の好きな作品に仲間入りする!」と思わざる得なかった。
ヨーロッパの古典文学の映画作品は好きでよく観>>続きを読む
ジュディ・デンチとケイト・ブランシェットの演技力が作品の面白さを際立たせる。
血を浴びる映画でもないのに、人への"執着心"が恐怖へと陥れる。
しかし、その感情の裏には孤独と、誰かの一番になりたいとい>>続きを読む
"子供たちを守る"という揺るがない信念。
恥ずかしながら世界最強のテニスプレイヤーセリーナ&ビーナス姉妹の存在を今まで知らなかったのですが…調べてみると並外れた戦績というのが分かる。
世界チャンピ>>続きを読む
心の内に触れてくるような作品だった。
傷ついている。辛いんだ。
自分の感情を素直に受け入れずに生きていて、他の誰かを幸せにすることなんて出来るのだろうか。
劇中の舞台のシーンの台詞で、
"仕方がな>>続きを読む
高校生の頃にウェス・アンダーソンの作品を片っ端から観た記憶があるのですが、今回は最高傑作と言われてるだけあって、終始ワクワクが止まらない。
ストップモーションアニメ("犬ヶ島"や"ファンタスティック>>続きを読む
90歳超えても、コロナ禍でも監督&主演をやり切るクリント・イーストウッドはかっこいい。
今作は原題に"マッチョ"というワードが入っているので、男らしさ、怖いもの知らずのカウボーイ、ロデオなんてワード>>続きを読む
アメリカ映画を立て続けに観ていて、無性に静謐なフランス映画を求めていました。
なんだか今のモヤモヤした気持ちにストンと入る…フランス映画にしてはとても分かりやすくも重厚感は健在で、エリック・ロメール>>続きを読む
なぜ救急車の真ん中に、救急隊員として子供がいるのだろう?
"メキシコシティの人口900万人に対して、公営の救急車は45台未満"
"ほとんどの救急医療を無許可の私営救急が請け負っている"
私営救急>>続きを読む
大好きすぎる作品だと言葉にするのが難しくて、Filmarksに記録できていない傾向にあります笑
シカゴは、私が映画を好きになったきっかけでもある大切な作品。
出逢ったのは中学生の頃、今まで親と一緒に>>続きを読む
ずっと TSUTAYAで借りるか悩んでいた作品がHuluに入ってきた!これは…隠れた名作に出逢ってしまった!
爆弾を無事運び出すことができたら、高額な報酬を貰える。しかし、運び出すルートは崖やガタガ>>続きを読む
スティーヴン・キング原作というのが気になって。
ホラーアメコミを映画に仕上げた作品。オムニバスになっているので、ハロウィン映画を数十分で味わいたいというときには持ってこいの作品。
少しレトロな雰囲>>続きを読む
"ギルティ"や"ザ・コール"など、音と会話だけで楽しめるワンシチュエーションサスペンスは面白い。
ほぼコリン・ファレルの一人芝居なんだけど、恐怖や焦り、やるせ無さが漲ってて、81分間飽きさせない。>>続きを読む