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この世界に残されてのanzuのレビュー・感想・評価

この世界に残されて(2019年製作の映画)
4.0
男と女の関係には名前をつけたくなってしまうもの。しかし、恋人や友人じゃなくても"信頼できる人"、その一言だけでも十分な関係もある。

誰かに寄りかかりたくなった時、それは家族や恋人、友人でもないと心が沈むことがある。
クララが同じ傷を負った、知性あるアルダールに救いを求める姿に共感する自分が居た。

第2次世界大戦後のハンガリー。
心に傷を負った人たちが再び"生きよう"と踏み出すまでの一歩を丁寧に描く。

今までに出逢ったことあるようでなかった上質な作品。
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