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トロピック・サンダー/史上最低の作戦のgのレビュー・感想・評価

4.0
【映画作りに失敗した俳優たちが、何も知らされず本当の戦場に送り込まれる映画】

登場人物はみんな俳優をやっている。
核となるのは3人。
大ヒットしたアクション映画のスター。
コメディ映画で屁をこきまくるコメディアン。
役作りの為に皮膚手術を受けた実力派俳優。

まず映画冒頭で流れるこの3人の俳優たちの代表作の予告編が面白い!もちろん偽物の予告編なのに、変にリアルで笑ってしまう。「程々につまらなそう」で「ありそう」な予告編を、豪華なキャストまで使って作るからそこだけでもうお腹いっぱい!

そして予告編でのゲストもそうだけど他のキャストも豪華すぎる。最初にこの映画のキャストを見たとき「えっ何これ好きな人しかいないんだけど…」と一言漏れるくらい自分にとって豪華。

みんな大好きベンスティラーからジャックブラック、ロバートダウニーJr.、ジェイバルチェル(結婚してくれ)、ブランドンTジャクソン(ほんとイケメン)、子役の頃のブランドンスーフー(息子になってくれ)。

他にも大好きな役者さんが沢山、、。
ここまで好きな俳優さんしか出てない映画は初めてというくらい高級海鮮丼感のある映画だった。(?)
そしてそんな豪華なキャストが全力でコメディ映画を作ってるんだから、笑えないわけがなかった!

皮肉混じりで映画界の風潮を取り上げ、少し考えさせるような示唆の富んだネタにしつつ、それを見事にコメディにしてしまう。ベンスティラーの手腕の賜物だと思う。 もちろん観ている最中はずっと笑っていた。一番のお気に入りシーンは「君たちの不安レベルは馬鹿みたいに低いよ」(書いてて笑ってる)

場面があんまり変わらなくてパッとしなかったり、ジャックブラックに振り分けられた笑いが表面的すぎて他のキャラクターより魅力が削がれているような気がしたのが残念だったけど、、

ちょっとした伏線とその回収もありの、わかりやすいストーリーのコメディで、何回でも観れる面白い映画!何より好きな俳優さんばかりで、また好きな俳優さんを産んでくれた映画でもあって、ベンスティラーに心から感謝。ありがとうベンスティラー。

まとめると、
【This movie m-m-mmm-makes me happy】
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