後部座席からおかしを食べさせてジュースを少々
そのあとぎゅっとハグをするネリーのやさしさ
祖母の死をきっかけに
ふと出て行ってしまった母
娘のネリーはおばあちゃんにちゃんと言えなかった
「さよなら」を思い出しては後悔している
自分のつらさはまた別として
母の苦しさや孤独を知る機会はあまりない気がする
ふと森で出会った少女、マリオンは母と同じ名前で、案内された家は祖母の家だったこと
8歳のころの母は素直でよく笑うし、行動力がある。でもちゃんと孤独も持ち合わせてる
遊び相手がいなかったから自分の気持ちを正直に話せる相手もいなかった
そんな母が自分と同じ歳だと不思議と素直になれる瞬間
小さいころの母に会えるならわたしも会ってみたいな、なんて思ったり。
最後だって分かっているから
惜しむように言った
「さよなら」がすべてな気がする