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アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイドのtamagoのレビュー・感想・評価

3.8
あらすじと題名、ジャケ写から想像してたのとかなり違ったテイストで、結構シリアスよりだった。
アンドロイドの行動や言動にクスッと笑わせられる場面はあったものの、根底にあるのは、孤独な都会人たちの哀愁と葛藤。

けど、決して重た過ぎることはなく、おしゃれな風景とそれにめちゃくちゃマッチした音楽が心地良いムードを醸し出していて、良かった。そんな中にちょいちょい挟み込まれる心がざわつくシーンが映画的。
ヨーロッパの映画って、なんでこんな独特の雰囲気を醸し出せるのか、不思議。文化の違い?なんですかね、素晴らしいと思います。邦画にももちろん日本の良さがありますけども。

アンドロイドが出てくるので、メインテーマは、やはり人間とは何か?で、このテーマは何度観ても惹かれるし、答えの出ないテーマですね。
実際、こんなアンドロイド居たら、情が移らない訳ない。そう思わせる演技が圧巻のアンドロイド役のダン・スティーブンスさん、今後注目したいです。
主役のアルマ役のマレン・エッゲルトさんもめっちゃ美人という訳ではないけど、魅力的な女優さんでした。
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