このレビューはネタバレを含みます
トンデモ映画ではある。夢オチを30回くらい繰り返して、最後に爆破オチで何も回収せずにエンド。コメディだと思えばそれなりには面白い。
アリアスターは、"分からないことをしまくる（逆張りをしてメタファーで誤魔化す）とすごいと思われる"みたいな作風にこれから終始してゆくのかもしれない。宗教や親子のメタファーだけではガワだけの映画になってしまうことをたぶんこの監督は知らない。
必然性が何もないので、この時代にやる意味はあんまりなくて、あくまで古典的な白人富裕層向けホラーと題材は変わらない。個人的に大好きなマライアのAlways Be My Babyが汚されたのだけが本当に悲しい😢
終盤急にPS2のバイオハザードみたいになったの笑った。CGやアニメもそこまでクオリティ高くない。安っぽい和室にして忍者みたいなの出てきたら"日本にウケる"と思ったのだろうか。全体的に露悪趣味と逆張り、そういう作ってる側の雑な思考が透けて見える浅はかさです。
でもここまで"コイツやってんな"となる映画はなかなかないので無意味の悪夢トリップ体験みたいな楽しみ方はおすすめです◎
