このレビューはネタバレを含みます
不安と不安の両想い、
同じ国で違う言語を話す我らはお互いを探し合っていても辿り着けない迷路の中にいる
人生の後悔の殆どの原因は、認知の歪み、思い込み、はやとちり、被害妄想、過剰な自己防衛、対話の欠如だと考える
これらの行いに気付かなければ、どの選択肢を選んでも結局は自業自得になってしまう
縁を繋いでいたい相手に対しては、
被害者と加害者/管理する側とされる側
という視点を、どうか捨て去る必要がある
支配や呪いの愛は成長を止める
その者の荒れ果てた支離滅裂な視界には、私たちの本当の言葉は届かない
錆びた鎖は今世で必ず断ち切ること、いびつな拗らせは捨て親孝行(または親離れ子離れ)をすること
それが今の人生で出来る唯一の善行かもしれない
ホアキンの精神を崩壊寸前まで追い込みながらもコメディ映画だと言い切るアリアスターよ、楽しそうでなりよりだし、主観は狂ったまま客観的に真理を伝えてくる恐ろしいバランスの監督…傑作としか言いようがない 怖い