ヒッピー的暴走族の不運と若手刑事に降りかかる受難。針は正義と仁義を揺れ動く。
日本の配給会社が原題に無理やりMADを付けて『マッドマックス』人気にあやかろうとしたのだろうと侮っていたけれど、どうやらこちらの方が誕生は先。本作こそ『マッドマックス』に影響を与えた側なのだ！と本作を激推しするバイク好きの知人の力説を思い出しながらの鑑賞。これが意外と楽しめた。まず、このジャケットが好き。バイク好きとかでは全くないけれど、何だかレトロでカラフルなものが行列作ってる頭上に髑髏がドンしてるこのジャケット最高にかっこいい。見所はオーストラリアの若者のリアルな生態（違うね）と、衝撃的な仲間達のあだ名（これ翻訳のせいなのか本当なのかとにかく酷くて同情する程面白い）。バイク好きの方にとっては鼻息荒くなるようなバイクの登場やアクションが堪らない作品でもあるのだそう。さらに本作のキャスト数人は『マッドマックス』にも出演。どうやら本気で影響与えてるみたいだ。
