音楽で世界を変えることが出来るのか?
「コーダ あいのうた」の感動を求めて、前知識なしで鑑賞!
対立関係にあるパレスチナとイスラエルの音楽を志す若者たちが、オーケストラを結成し、平和を願うコンサート開催を目指す様を描いた作品
今までの音楽映画と違うのは、お互いの国が対立している前提でオーディションを行い彼らが音楽を通して一つになることが出来るのか?という所です。
この依頼を世界的に有名なマエストロが引き受けるが困難に続く困難が
待ち受ける。
オーケストラの練習より以前に、テロ攻撃や報復の連鎖で敵対し合う彼らは、罵り合い、いがみ合い激しく衝突し、一つになる気配が一向に見えない。
そこで、生活を共にすることでお互いが理解できるのではないかと3週間合宿を提案する。
あらゆる双方が理解を深めていくアプローチの方法が非常に面白く練習曲も「カノン」や「四季」「新世界より」など知っている曲ばかりで飽きさせない。
そして最後は、映画のタイトルの “クレッシェンド”の意味 ”だんだん強く”の「ボレロ」の圧巻の演奏で感動のフィナーレへと続くわけですが、、、
えー?
なんと、そうくるかと。
途中までは、完全に4.2点ペースだったのですが、終盤は私が勝手に描いていた感動のイメージとは大きく違い、「コーダ あいのうた」ほどまでとは残念ながらいきませんでした。
とはいえ劇場も満席で、やはり音楽映画にハズレなしですね✨
予備知識として”パレスチナ問題”については知っておいた方がいいでしょう!