うるぐす

コーダ あいのうたのうるぐすのレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.9
もう2022年のベストが出てしまいました。間違いないです。でももしかしたらという期待を込めて4.9です。
すごかった。美しさととてつもない感動。

主人公のルビーは耳の聞こえない両親と兄を持つ女の子。高校生ながら、父と兄とともに毎朝漁に出て魚を獲り学校へ行く生活。
家族としての宿命を背負いながら、少し好きだった、歌を歌うことに没頭していく。

耳が聞こえないからこそのハンディキャップや、音楽というものがわからない家族との向き合い方。

同じ境遇ではないのに、共感できてしまう。
だからこそ、最後、耳の聞こえない家族たちにルビーの音楽が響いた瞬間大号泣でした。
家族それぞれの立場があって、想いがあって、常に同じではないけど寄り添い合うことの素晴らしさ。

「ワンダー君は僕の太陽」以来の大号泣作品になりました。
大傑作です。
観ることをおすすめします。


追記
両親とお兄さんを演じられた役者さんたちも、役柄と同じく耳が聞こえない方たちだと知り、さらにこの映画が傑作たる所以を知りました。もし映画を見た方がいたらオールアップの家族4人の役者の様子を見ていただけたら、さらに感動すると思います。
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