ようすけ

コーダ あいのうたのようすけのレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.7
手話の方がよっぽど表現が露骨に伝わる面白さ。確かに相手と状況にもよるが戦士ヘルメットを被るべき。聾唖者の兄さんはLINEでナンパ。主人公の友達の「お兄さんマッチョね。」など、制作サイドの考え方がよく分かる。
主人公の娘が健常者であり、他の家族が聾唖者というのはデジャブを感じた。家族をとるか夢をとるかもそう。けれど、やっぱりとても良かった。毒語を吐いているときなどどう訳すかなど、いずさを感じる部分をユーモラスに描いていたのも印象的だった。

結局ボーイフレンドが……だったこともその後の想像をかきたてて良いのかも。

十メートルの崖から水に飛び込む。日本では清水の舞台だけれど、やっぱり覚悟を決める、躊躇いを断つのには良いのかも。

それにしても音楽教師が良かった。子供の将来や人生に携わっている感があり、やっぱり変わり者だけれど好きです。
ようすけ

ようすけ