コーダ あいのうたのPenneyのネタバレレビュー・内容・結末

前半では子を搾取する親かと恐々観ていましたが、両親の娘への愛情に大泣きしました。

健聴者だった実母と分かり合えなかったから、本当は聾唖で生まれてきて欲しかったと話す母。不安な気持ちが強すぎるだけで、自慢の娘を愛するお母さんでした。
お父さんも粗野と見せかけて娘のことは真剣に考えている。ルビーの歌声を喉の震えで感じたがったシーンでは涙が止まりませんでした。

父母兄の役者さんは実際に聴覚障害があるそうです。言葉が弾けるように始まる手話に圧倒されます。

「家族の耳が不自由」はこの作品の大きな要素ですが、彼等は冗談を言い合い、セックスをし、起業もする。障害をセンシティブに描かず、家族の個性とする姿勢に良いなと思いました。