くるみ

そして、バトンは渡されたのくるみのレビュー・感想・評価

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)
3.0
こんなにも絶賛レビューや高スコアが多いとは知らなかった…
以下かなり酷評です。
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もう地上波放送とはビックリ!(ありがとう金ロー)
最近配信もやたら早いし、日本のレンタル業界は大丈夫なのだろうかと要らぬ心配をしてしまう。

大好きな瀬尾まいこさんの大好きな原作の映像化。
個人的には優子は清原伽耶ちゃん(森七菜ちゃんも可)、森宮さんは絶対高橋一生さんにやってほしかった!!
キャストがまるきり納得いかないけど、映画のストーリーはもっと納得いかない。
時間軸を分けて謎解きのようにしているのも意味不明だし、梨花さんのその後を改変してるのがすごくイヤ。
いや、あれはないでしょ。ひどすぎる。
ほっこり優しい原作の良さを消して、「ほらほら感動するでしょ?どうぞここで泣いてください」と押し付ける感じにもともと出ていなかった涙は引っ込み、目が乾くほどだった。
バージンロードを歩いた後にあの場であんなにも語る森宮さんにもビックリ。
無駄に長くするのではなく、もっと起承転結をはっきりさせて丁寧に描いてほしかった。
あまりにもダラダラ続くので、途中20分ほど眠気で意識を失ってしまった。

映画では梨花さんの母親愛にスポットを当てすぎているため、森宮さんの存在がかなり薄れてしまっている。
私は原作の最後らへんで優子が言う一言「どんな呼び名も森宮さんを越えられないよ」がこの作品の一番のポイントだと思っているので、そこが削られていることにもガッカリ。
ただ、永野芽郁ちゃんのピアノは相当頑張ったんだろうなと思ったし、ウエディングドレス姿は視力が上がりそうなくらい綺麗だった。
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