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ひまわりのtottsunのレビュー・感想・評価

ひまわり(1970年製作の映画)
3.8
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「ひまわり」
第2次世界大戦下、ジョバンナ(ソフィア・ローレン)とアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)は結婚するが幸せもつかの間、アントニオはソ連戦線へ送られてしまう。終戦後も戻らない夫の行方を追ってジョバンナはソ連へ向かい、アントニオの居所を探し当てる。しかし、戦場で遭難した彼は美しいソ連の娘に助けられ彼女と結婚し、子どもも生まれており…
2年前に映画館で50周年記念として上映された時は戦争映画というのが引っかかって、観られるのか不安で断念したけど…
このひまわり畑はウクライナと知って、時代は違えど今まさに現実に起きている世界を重ねるかのように鑑賞。
本当に戦争映画を観るのが苦手で、気持ちが引きずられるため観られるか自信がなかったけど、私のような人間でも観られる作りでした。
それでも、このひまわり畑の下には亡くなった多くの人たちが埋まっているというシーンはちゃんと向き合える自信がなくて思わず片目を瞑ってしまいました。
第二次世界大戦当時とは違って、SNSが発達し、現在の状況を遠く離れた日本でもすぐ知ることができる状況が大きく違うのだなと痛感した。
戦争当時はまさにこういう話がいくつもあったことは想像に難しく無いし、戦争さえなければ…と、つい思ってしまう。
人間は過ちを繰り返す生き物と言われるけど、考える力があるなら一刻も早く無駄な戦争を終えてほしい。そう願ってやまない。
ひまわり畑のシーンといえばイライジャ・ウッド主演の「僕の大事なコレクション」が重なった。
あれも、ウクライナの地で戦争に思いを馳せる映画だったから近いうちにもう一度観てみようと思う。
私的には☆☆☆.8かな。
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