松井の天井直撃ホームラン

シーサイドモーテルの松井の天井直撃ホームランのレビュー・感想・評価

シーサイドモーテル(2010年製作の映画)
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↓のレビューは。今はもうなくなってしまった映画レビューサイトに、鑑賞直後に投稿したレビューを。こちらのサイトに移行する際に、以前のアカウントにて投稿したレビューになります。

☆☆☆★★

※ 鑑賞直後のメモから

麻生久美子の魅力が大爆発❤️ 男ならみんな落ちるわ あかんあかん♬

山の中にありながら《シーサイド・モーテル》
画面には登場しないが、モーテルのオーナーの粋な計らい?により。海辺の写真が飾られており、男女の夢物語の橋渡しになっている(笑)

モーテルらの名前からして〝騙し〟なのだが。4つの部屋で繰り広げられるのは男女による騙し合い。
騙しのセールスマンには、恋愛の騙しのプロの騙し合い。
ただひたすらにやりたいだけの男と。単なるお金目当ての為に、やむを得ず付いて来たキャバ嬢の騙し合い。
EDの夫と、若いツバメを囲う夫婦による騙し合い。
そして、友情とゆう名の元親友をも騙す話。+田舎の警官が2人。

映画を観ながら「舞台劇の映画化かな?」…と思ったのですが、原作があったんですねえ。4つの部屋が交錯するのと、時間経過の描かれ方から言って、てっきり舞台劇を基にしているのかと。
ただ4つの話が交錯しながらも、後半になると2つの部屋は殆ど出てこなくなっていたが…。

何はともあれ、麻生久美子が可愛い過ぎる❤️
相手役の生田斗真もなかなか良かった。
山田孝之と玉山鉄二の元親友コンビの話も割と面白い。この2人に絡んで来る成海璃子の猫娘キャラクターも楽しいし、温水洋一は儲け役(笑)

それ以外の2部屋の話は、最初は面白いのだが。段々と他との絡みそのものがなくなってしまう。
ならばいっその事、麻生・生田の話をもっと見ていたいと思う程だった。
最初に書いた様に、一見すると舞台劇っぽい話を。映画的な広がりを見せる為に、モーテルの外観とその周辺を映す事で解決させてはいたが。どう見てもセットがバレバレだったのは勿体なかった。
もう少しだけ監督に映像のセンスがあればなあ〜と感じてしまった。
脚本自体は巧く纏めていただけに惜しかった。

2010年6月9日 ユナイテッド・シネマ豊洲/スクリーン8