あまり好きなタイプのアーティストではないが、コスタビやバスキアより洗練されていて好きかなぐらいの作家というイメージ。
サブスクということで視聴をしたが、表情から溢れ出る彼の人の良さを感じ、周辺のインタビュー等もありグイグイ引き込まれるドキュメンタリーであった。
学生時代はニューウェーブ系のディーヴォやB-52'sを聴きながら描いているシーンもあったが、あの頃の時代を感じさせてしまった。
サイケデリックムーブメントに影響を受けた初期のドローイングを見ることができたのだが、まだキースのスタイルが完成される前のタッチで貴重な映像であった。
見終わったあと、同じ作家として良い意味でも悪い意味でも自身に重く跳ね返った。まだまだ人生は長い。将来の可能性を模索して行かなければ。