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ベネデッタのyosのレビュー・感想・評価

ベネデッタ(2021年製作の映画)
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ヴァーホーヴェン監督らしい作品でとても好き。
聖女か狂女か、ベネデッタを中心にしたサスペンスとしての面白さ、形ないものを証明しようとすることの滑稽さも感じたり、エグめな当時の時代性の描写や皮肉も含め、色々な楽しさがあった。
前作ELLEも大好きだったけど、監督の描く鑑賞者に対してもその人のすべてを掴ませない癖ある強い女性キャラははずれがないな。
光と闇の間にいるような修道院のあやしげな光が作品によく合っていた。


賢い子ね。でも賢さは危険よ。自分にも牙をむく。
神の言葉は形もさまざま。必要なのは受け入れる勇気よ。
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