同監督のザ・スクエアが好きなので、逆転のトライアングルを見る前にこちらも観た。やっぱり面白い。
相変わらずの観察力というか、よくこんなに人の意識の間隙を縫うような気まずいシチュエーションを意識的に作り、2時間の映画にできるなと。
意地悪いというかむしろ人間が好きなんだろう。
ザ・スクエアと同じくある視点や状況を作ることで、鑑賞者に思考させるということをやっているという意味でこちらもアート的。これを経てのザ・スクエアというのも納得した。
この映画を見た夫婦が、この映画の内容をめぐって言い争いになり、作中の夫婦のような気まずい状況を作ることがあったとしたら、それがこのアートの完成なのかもしれないな…などと思った笑
人間の本性。男と女それぞれの愚かさ。夫婦の面倒くささ。
色々と教訓と笑いがあった映画だった。
ヴィヴァルディの曲がぴったり。
子供たちかわいい。
