様々な人種や職業、立場、性格など異なった人々、そしてそこから生まれる問題を繋いだ群像劇。
常にどこかしらで衝突が起きている。衝突は車の事故から、それぞれのグループ間の衝突、グループ内の衝突、また一人の心の中の衝突でもある。
各登場人物の印象は状況によって変わっていく。人の性質は一つの視点からでは計りきれないということを人種問題をベースに群像劇として多数の視点から描くことで見せるのは上手いなと思った。
登場人物の台詞や後半の綺麗めな演出、人物同士をうまく繋げた脚本からは若干メタ的な違和感を感じてしまった。
脚本家が監督したということでなるほどという感じではあるけど、扱ってるテーマがテーマなだけに少し気になってしまった。
キャラクターの二面性。
夜と雪と事故。黒と白と衝突。
