べイビーわるきゅーれのHabby中野のネタバレレビュー・内容・結末

アンチリアリズムによるリアルの、言い換えれば空想による眼前の世界─に押し潰されそうな人間の肯定。いわゆるオタク的な逃避でも中二病的転嫁でもパラノイア的混乱でもなく、しかしファンタジーでもない、いやある意味全てを抱き込んだマッチョイズム─いやそれでもなくアンチマチズモだがカワイイでもない、少しの百合と冷笑を最低限に抑えたバランス感覚が新鮮だった。そしてこの最低限の冷笑に、ラバーガールはちょうど良すぎる。