ピッツア橋本

デス・レースのピッツア橋本のレビュー・感想・評価

デス・レース(2008年製作の映画)
4.2
“これがハリウッド式デスマッチ的マリオカートや!”

訳あって囚人、ジェイソンステイサムが破壊用にカスタマイズされたレースマシーンに搭乗し、他の囚人レーサー達と命がけのレースバトルを展開するB級アクションレース映画。

監督が『バイオハザード』ポールWSアンダーソン、製作がリビングレジェンドでB級映画会の帝王ロジャーコーマンという事もあってギミックとアイデアがダイナミックで半端ない。

ボンネットやリアにウェポンを積んで対走行車を迎撃したり、路面のパネルを車が通過するとそれらのアイテムをゲット出来て戦いの幅が増えたり…ん?コレってマリオカートですやん笑!!
そしてレース中に妻殺しの真犯人探す感じとかも、何となくスティールボールラン風味もする。

冷静に考えるとただのコミック寄りのおバカ映画なんだけど、そのフォルムがどこかマッドマックス怒りのデスロードを彷彿とさせるメタル感があってカッコ良いし、
場外乱闘の肉弾戦も良い感じ。

これは2009年の映画だから、もしかしたらこの映画こそマッドマックスのオリジンなのかもしれない笑

とにかく楽しい。スラッシャーが苦手な人はダメかもしれないけれども、オッケーな人はダークな爽快感を味わえると思う。

監督違うけどリュックベッソン系とか好きならそのよりパワフル版という事で楽しめるはず。

何も考えずに見れる映画でした。
ピッツア橋本

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