電磁パルスの影響で地球の電子機器が破壊され車も動かず、人工衛星も流星となって落ちてしまう。何よりも1番の影響は人類から睡眠を奪ってしまう。
人は睡眠が取れない事により疲労、論理的思考の低下、脳が血液の膨張により圧迫され幻覚症状を起こし、身体が麻痺状態になり死んでしまう。
主人公のジルは普段警備の仕事をしているが過去に薬物による失敗から子供達の監護権が剥奪されていた、しかしある日子供達（兄と妹）を学校へ送っていく際中に暴走する車の事故に巻き込まれ川に車ごと転落してしまう、なんとか助かるがこの日を境に全人類が眠れなくなってしまう、
ジルの娘のマチルダをのぞいては・・・
睡眠障害により眠れなくなっていく人々の恐ろしさ、冷静な判断がなされない脆さ、それから守る為に奮闘するジルの姿、
一種の新興宗教のような人々の群れなど人間の本質の怖さを描いていてとても面白かったです。
スリーパーの研究をして人類を絶滅から救おうとする拠点を目指す旅になり、ジルは残されたマチルダの事を考えて生きていく上での大切な事をいろいろ学ばせていく姿がとても母親らしく、またジル自身も寝れていないので他者同様、段々と思考回路が低下する中でも懸命に守ろうとする姿勢に感情移入できました。
ノア（兄）とマチルダ（妹）も聡明な感じが好感持てますね。
最終的に突破口はみつかるエンドなので安心して見れます。
映画.com参照
Netflixで2021年6月9日から配信。
AWAKE アウェイク
Awake
2021／アメリカ
