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ディア・エヴァン・ハンセンのsweepのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

前回のアカデミー賞終わったあたりから、今年は楽しみなミュージカル映画がたくさんある!ってすごく楽しみにしていたんです
予告に惹き付けられて、ウエストサイドストーリーと同じくらい期待してました

最初のシーンから13の理由の1シーンをミュージカル版にしたかのようなシーンでしたし、序盤からメンタルヘルスに関することに全フリしてるのが驚きでした
あ、映画版ディアエヴァンハンセンはそういう感じの映画なのか、って。
13の理由とか、最高に素晴らしいこととか、自殺などを扱った作品で好きな作品はあるので、序盤の時点では期待がさらに高まっていました

ですが、途中から無理やりな展開ばかりに感じました。
話に急展開がきた時に、その急な展開の話が原因でさらに新たなことが起こってしまったように描いているシーンがいくつかありましたけれど、
上映中、急な展開とそれによって起きた新たな出来事の関連性を必死に考えても考えても繋がりが見つけられなくて。ただただ違和感だけが残って話は進んでいきました。

観ていて、急展開の流れに乗せてストーリーを無理やり進めてるだけじゃんって思い、終盤あたりではもはや呆れてました。
ストーリーが進めば進むほど嫌になっていくので、これ以上嫌な作品にしないで、お願いだから早く終わって、って願ってもどんどんストーリーが悪い方向へ進んでいく…。

自身の経験から、メンタルヘルスに関する作品への見方やこだわりが厳しくなってしまっているのかもしれませんが、ちょっとこの作品は許せませんでした。

エヴァンハンセンは騙している側にしてはそれはおかしくない?と思う点もいくつかありました。

良かったと思う点もあります。
舞台と同じキャストである、主演のベンプラットさんの歌声です。自分は歌声に詳しいわけでもなんでもないですけれど、すごく引き込まれて歌声は最後までのめり込めました。

ストーリーも、エヴァンハンセンと母親がうまくいかないところや、貧富の差のところは印象的でした。

ですがやはり話の展開がほんとに意味不明で、とても悪い印象しかほとんど残りませんでした。とても残念です。
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