SFベイエリアが舞台の映画ウィーク
昨日の『ザ・ロック』のショーンコネリーと言えばジェームスボンドだけど、『A View to a Kill(007/美しき獲物たち)』のジェームスボンドはロジャームーア。007シリーズは初期の数作しか観て無くて、ロジャームーアのはこの映画しか観て無いかも。
数作しか知らなくて比較できる立場じゃないけど、『A View to a Kill(007/美しき獲物たち)』がシリーズ一番!と言い切れるのは、ひとえにデュラン・デュランの影響😍
Duran Duranのライブコンサートは、1999年9/3(Universal Amphitheatre, Hollywood)と、2001年4/2(House of Blues, Anaheim)の2回行った事があって、2001年の方で、「A View to A Kill」を歌ってた。
もし楽曲がDuran Duranじゃなかったらと想像してこの映画を評価したら、一番じゃなかったかも。かなりバイアス入った評価だけど、音楽はそれだけ映画に重要な要素だって事でもある。オープニングとエンディングで掛かると一気にテンション上がるし、随所随所にもBGMとして流れ、映画に味わいを与えてる。Duran Duranのファンじゃなくても、この007のテーマ曲の雰囲気とブリティッシュクラブサウンドが融合した曲は斬新で魅力的だと思う。
音楽だけじゃなく、フリースタイルスキーのシーンも、昔スキーにハマって、夏は月山やニュージーランドやウォータージャンプへ行くほど一年中滑ってたスキーバカだったのでテンションあがる。
スポイラーアラート↓
でも音楽・スキーだけでもなく、ストーリーも、85年ですでにシリコンバレーに注目してて、舞台はシベリア、ロンドン、パリ、そしてうちの生活圏内のSFベイエリアでは、火事、カーアクション、跳ね橋、石油掘削所、ゴールデンゲートブリッジシーンと見せ場が盛沢山でよく2時間の映画に収まったと驚くくらい。そして007のパロディかと思うほどコメディっぽく、『オースティンパワーズ』と変わらない雰囲気。氷山のカモフラージュした船にサインとして英国の旗を出したり、車が半分になっても走ってたり、馬の障害物競争シーンも笑える。『オースティンパワーズ』が観たくなった。
それから、猫!猫好きとしてたまらない。この猫の役割は、実は結構重みがあって、重要な役。気のせいか?
ヴィランのクリストファー・ウォーケンとグレース・ジョーンズも強烈。「Anybody else want to Drop Out?」🤣 でもMay Dayの運命は感涙。
オープニングのフリースタイルスキーのシルエットをバックに、エンディングのゴールデンゲートブリッジをバックに、Duran Duranの「A View to A Kill」がかかるシーンはMVとして一生観たい。
5、6年前に観た後、DVD欲しいと思ってたけど、今回HD購入
9/16/2020
レビュー300作目記念