姉のエリーを訪ねてLAにやってきたベスは様々な物事に対して悩みを抱えていた。
そんな中、突如大きな地震がLAを襲う。
マンションの地下が地割れして現れた謎の埋め立てられた地下室...そこへエリーの息子達が興味本位で入ってしまうのだった。
すげぇクラシックじゃん...
ビックリした...久々にこんな正統派なホラーを観た気がする。
死霊のはらわたシリーズを再構成する呪術系ゾンビの始祖のエッセンスを継いだ正統続編。
オープニングがまず良すぎる。
お決まりな流れでも軽快なテンポで殺していき、真の姿を見せた瞬間にタイトル...最高じゃん...序盤から絶望感が詰まっていて「勝てんの？」としっかり思わせてくれるオープニングはホラーならでは。
この恐怖と絶望感がたまらない。
沢山のゾンビ映画を観ていればいるほど後々の展開がわかりやすいが、それでもクローズドなロケーションと意味不明な呪術ゾンビの不気味なモーションはオリジナル要素を現代に見事落とし込めていた。
ただ、どうしても二番煎じ感や新鮮な展開は一切なかったのが勿体無い、オリジナルに感じたあのヒリツキも狂気もどこか丸くなってしまっていて、現代へのアップデートというよりかは質はグレードダウンしてしまった様な。
しかしカメラワークが当シリーズへの愛をしっかり語っており、スピード感のあるカメラワークと多角的なアングルでもノーマルながらも退屈させない工夫が凝らされていた。
今後の展開に期待して行きたい所。
