李

パリ13区の李のレビュー・感想・評価

パリ13区(2021年製作の映画)
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2本目✨こっち路線のR18の映画を多分初めて劇場で観たので、なんだか嬉しい気持ちになりました。
この人と自分には多分永遠がないと分かっていても、今この瞬間に相手が自分の傍にいてほしいと思う、向き合ったその一瞬の幸せはきちんと存在したと別れ際に思えること、未来より今思考ちょっと分かるなーと思う愛の形だった。特にエミリー。でも、何も口約束を結んでいない状態の(一方的な好意の)体の関係は、その瞬間は良いけど、その後さらに虚しさを増すよなーとも彼女を見ていて思いました。少しの間でも自分のことだけを見つめてもらう時間を得るために、その手段を選ぶのは自分を傷つけるだけというか。まあこんなの所詮一般論だし、当事者になるとどうにも上手く自分の気持ちを救えなくなるんだろうなー大人になるとよく分からない友達関係とかただの好き同士以外の選択肢が増えすぎて、恋愛が難しくなっちゃうのはなんでなんでしょう。"つながるのは簡単なのに 愛し合うのはむずかしい" 出会いと別れの繰り返し、今日も世界のどこかでこんな恋愛が繰り広げられてるんだろうか。白黒なのに音楽がエレクトロっぽいのと、ノラとアンバーのキスシーンカットがすごく良かった。色を消すだけで画がお洒落になる魔法🪄
李